2025年12月11日、Time誌が今年の「Person of the Year(今年の顔)」を発表しました。
選ばれたのは、「AIの設計者たち(The Architects of AI)」——AIを設計・開発するリーダーたちです。
選ばれた「AIの設計者たち」
表紙を飾る人物
Time誌の表紙には、以下の人物が含まれています:
- Sam Altman(OpenAI CEO)
- Jensen Huang(NVIDIA CEO)
- Elon Musk(xAI創業者)
- Mark Zuckerberg(Meta CEO)
- Dario Amodei(Anthropic CEO)
- Lisa Su(AMD CEO)
- Demis Hassabis(Google DeepMind CEO)
- Fei-Fei Li(World Labs創業者、AIの母)
個人ではなくグループが選ばれたんですね。
はい。AIの発展は一人の功績ではなく、複数のリーダーが競争しながら築いてきたものだという評価です。
なぜ「AIの設計者たち」が選ばれたのか
Time誌の説明
Time誌は選定理由を以下のように説明しています:
「今年、AIを設計・開発してきた人々は、この技術をどう作るかの議論を終え、どう展開するかの競争を始めた。それは社会に巨大な影響を与えている」
2025年のAI業界
Time誌が「AIの設計者たち」を選んだ背景には、2025年のAI業界の急速な発展があります:
- GPT-5、Gemini 3のリリース
- Anthropic Claude 4.5の登場
- Soraなど動画生成AIの商用化
- Stargateプロジェクト(5,000億ドルのAIインフラ投資)発表
2枚の表紙
Time誌は今回、2種類の表紙を発行します。
建設中のAI
1枚目は、「AI」の文字が建設中のビルのように描かれ、その周りで人々が作業する様子。AIがまだ「建設途中」であることを表現しています。
摩天楼の昼食
2枚目は、1932年の有名な写真「摩天楼の昼食(Lunch atop a Skyscraper)」のオマージュ。
高層ビルの鉄骨に座る労働者の構図を、AIリーダーたちに置き換えた作品です。
なぜこの構図?
1932年の写真は、アメリカの産業革命と大胆な挑戦を象徴しています。現代のAI開発者たちも同じように「危険な高さ」で未来を築いている、というメッセージでしょう。
AIの「二面性」
Time誌は、AIの発展には光と影があることも強調しています。
光の面
- 生産性の飛躍的向上
- 医療・科学研究の加速
- 新しいクリエイティブツール
影の面
- 雇用への影響
- 偽情報の拡散
- 安全性への懸念
- 倫理的問題
Time誌は「賞賛のためでも非難のためでもなく、影響力の大きさで選んだ」と説明しています。
興味深い事実:Claudeは自分でコードを書く
Time誌の記事では、Anthropicに関する興味深い事実も紹介されています。
Anthropicでは、エンジニアがClaude Codeを使って次世代モデルの開発を行っています。現在、Claudeは自身のコードの約90%を自分で書いているとのこと。
AIが自分でAIを作っているということ?
まさにそうです。AIの進化がAI自身によって加速している——これも「AIの設計者たち」が選ばれた理由の一つでしょう。
まとめ
- 「AIの設計者たち」が今年の顔に
- Sam Altman、Jensen Huang、Elon Muskらが選出
- 2枚の表紙でAIの「建設途中」を表現
- AIの恩恵と懸念の両面を認識
- ClaudeがClaude開発の90%を担当
2025年は「AIが議論から実装に移った年」としてTime誌に記録されました。
来年以降、AIの設計者たちはどのような未来を築いていくのでしょうか。