フランス・パリを拠点とするAIスタートアップ「Mistral AI」。
設立からわずか2年で評価額140億ドルに達し、OpenAIやAnthropicに対抗する存在として注目を集めている。
Mistral AIとは
Mistral AIは、2023年に設立されたフランスのAIスタートアップだ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設立 | 2023年 |
| 本社 | パリ(フランス) |
| 評価額 | 140億ドル(2025年9月) |
| 累計調達額 | 約30億ドル |
| 売上高 | 6,000万ドル(2025年見込) |
主要投資家
- ASML(オランダの半導体装置メーカー、15億ドル投資、11%保有)
- Microsoft
- Andreessen Horowitz
- Lightspeed Venture Partners
なぜフランスの会社が注目されているんですか?
創業者がMeta AIやGoogle DeepMindの出身で、技術力が高いんです。また、ヨーロッパ発のAI企業として、EUの規制に対応しやすいという強みもあります。オープンソースへの取り組みも評価されています。
2025年の主要モデル
Mistral Large 3(2025年12月)
最新かつ最強のモデル。
- 410億アクティブパラメータ
- 6,750億総パラメータ(Sparse MoE)
- 高度な推論能力
Magistral(2025年6月)
推論に特化したモデル。Chain-of-Thought(思考の連鎖)機能を搭載。
- Magistral Small(オープンソース)
- Magistral Medium
Devstral(2025年12月)
コーディングに特化したモデル。
Devstral Small 2(24Bパラメータ)は、Qwen 3 Coder Flash 30Bを上回る性能を発揮するとされる。
その他のモデル
- Mistral Small 3.1(2025年3月):効率的な小型モデル
- Mistral Medium 3(2025年5月):バランス型
Le Chat(チャットボット)
MistralのチャットボットサービスLe Chat。
料金
| プラン | 料金 | 特徴 |
|---|---|---|
| Free | 無料 | 基本機能 |
| Pro | 月額14.99ドル | 優先アクセス、高度な機能 |
実績
- 2025年2月にモバイルアプリをリリース
- リリース後2週間で100万ダウンロード達成
- iOS・Androidに対応
OpenAIとの比較
| 項目 | Mistral AI | OpenAI |
|---|---|---|
| 本社 | パリ | サンフランシスコ |
| 評価額 | 140億ドル | 5,000億ドル |
| オープンソース | 一部モデル公開 | 非公開 |
| 特徴 | EU規制対応、効率性 | 最先端の能力 |
Mistralを使うメリットは何ですか?
コストパフォーマンスが良い点です。また、EUのAI規制に対応しているため、ヨーロッパでビジネスを展開する企業には特に有利です。オープンソースモデルもあるので、カスタマイズも可能です。
企業での活用
利用方法
- La Plateforme(Mistral公式API)
- Amazon Bedrock
- Google Cloud Vertex AI
- Azure AI
ユースケース
- チャットボット構築
- 文書作成・要約
- コード生成
- データ分析
AI導入を検討する場合は、合同会社四次元のような専門家に相談することをおすすめする。
まとめ
Mistral AIは、ヨーロッパを代表するAIスタートアップだ。
- 設立2年で評価額140億ドルに到達
- Mistral Large 3は6,750億パラメータ
- Le Chatは無料から利用可能
- オープンソースモデルも提供
- EU規制対応の強み
OpenAI一強ではない、多様なAI選択肢として注目したい。
よくある質問(記事のおさらい)
2025年9月時点で140億ドル(約2兆円)です。設立からわずか2年でこの評価額に達しました。
無料プランとProプラン(月額14.99ドル)があります。無料でも基本機能は利用できます。
Mistral公式のLa PlatefomeのほかAmazon Bedrock、Google Cloud、Azureなどのクラウドサービス経由で利用できます。