2025年度補正予算において、中小企業のIT・AI導入を支援する補助金制度が大幅に拡充された。
これまでの「IT導入補助金」が「デジタル化・AI導入補助金」に名称変更され、予算規模は3,400億円と過去最大級。中小企業のAI活用を本格的に後押しする姿勢が鮮明になった。
名称変更の背景
経済産業省は2025年12月、2025年度補正予算において「デジタル化・AI導入補助金」を新設することを発表した。
なぜ今、名称を変更したんですか?
政府が「AI活用」を明示的に支援する姿勢を示すためです。これまでもAIツールは補助対象でしたが、名称に「AI」を入れることで、より積極的な活用を促しています。
IT導入補助金との違い
| 項目 | IT導入補助金 | デジタル化・AI導入補助金 |
|---|---|---|
| 予算規模 | 約1,000億円 | 3,400億円 |
| AI対応 | 一部対象 | 明示的にサポート |
| 申請開始 | - | 2025年1月頃予定 |
基本的な枠組み(補助率、上限額など)は大きく変わらないが、AI関連ツールの導入がより支援対象として明確になった。
補助金の概要
デジタル化・AI導入補助金の主な内容は以下の通りだ。
- 補助率:1/2〜3/4(事業者規模による)
- 補助上限:最大450万円
- 対象経費:AI・ITツール導入費用、クラウド利用料等
- 申請開始:2025年1月頃(予定)
小規模事業者(従業員20名以下等)は補助率3/4と優遇されている。
対象となるAIツール
具体的にどのようなAIツールが補助対象になるのか。
想定される対象ツール
- AIチャットボット(顧客対応、社内FAQ)
- AI-OCR(書類読み取り・データ化)
- 生成AI活用サービス(文書作成、議事録作成)
- RPA(業務自動化)
- AIを活用したCRM・顧客管理システム
- AI需要予測・在庫管理システム
「IT導入支援事業者」が提供するパッケージとして登録されているサービスが対象です。ChatGPT単体の月額費用などは対象外の可能性があります。
申請に必要な準備
補助金申請に向けて、今から準備すべきことがある。
今から何を準備しておけばいいですか?
最も重要なのは「gBizIDプライム」の取得です。申請には必須で、取得に2〜3週間かかります。申請開始前に必ず準備しておきましょう。
今すぐやるべきこと
- gBizIDプライムを取得:申請に必須(2〜3週間かかる)
- 導入したいAIツールを検討:課題を整理し、解決できるツールを探す
- IT導入支援事業者を探す:補助金申請をサポートしてくれる事業者
まとめ
IT導入補助金から「デジタル化・AI導入補助金」への名称変更は、政府がAI活用を本格的に後押しする姿勢の表れだ。
- IT導入補助金が「デジタル化・AI導入補助金」に名称変更
- 予算規模3,400億円(過去最大級)
- 補助率最大3/4、上限450万円
- 2025年1月頃から申請開始予定
- gBizIDプライムの早期取得が重要
AI導入を検討している中小企業は、この補助金を積極的に活用すべきだ。
よくある質問(記事のおさらい)
いいえ、なくなるのではなく「デジタル化・AI導入補助金」に名称変更されます。基本的な枠組みは継続し、AI活用がより明示的にサポートされるようになります。
2025年1月頃から申請受付開始の予定です。ただし、申請にはgBizIDプライムが必要で、取得に2〜3週間かかるため、今から準備を始めましょう。
ChatGPT単体ではなく、IT導入支援事業者が提供するパッケージとして登録されているサービスが対象です。ChatGPTを活用した業務システムやチャットボットサービスなどが該当する可能性があります。